骨粗鬆症

コラーゲンが持っている栄養

コラーゲンはたんぱく質の一種で、その量は体内のたんぱく質の3分の1ほどあります。
その中に含まれるアミノ酸はグリシンが50パーセント、プロリンとヒドロキシプロリンが21パーセント、アラニンが11パーセントです。
自分の体内で合成ができず、食事から摂らなければならない必須アミノ酸がほとんど含まれていないため、栄養学的にはずっと価値のないものとされていました。

しかし、体の中に存在しているコラーゲンは毎日分解と合成とが行われています。
分解されたのち、その一部は再利用されますが、分解されて失ったものは食事などで補わなければ不足してしまいます
私たちの体内で1日に分解される量は1~4グラムなので、5グラム程度は摂取しなくてはならないと言われています。

コラーゲンは全体の40パーセントが皮膚に、20パーセントは骨や軟骨に使われています。
残りは血管や内臓に含まれており、体内の大部分の場所で使われています。
コラーゲンにはたんぱく質がつながったらせん型の構造をしていていくつかの種類があります。
皮膚や腱などに含まれるものをⅠ型、軟骨に含まれるものをⅡ型と呼ばれています。

コラーゲンが体内に入ると他のたんぱく質と同様に消化されます。
たんぱく質が消化されるとアミノ酸やペプチドというアミノ酸が結合したものに分解されます。
コラーゲンも体内でアミノ酸とペプチドに消化され、その一部がまたコラーゲンとなり吸収されます。
そのため、食べた量全てが吸収されているわけではありません。
また、合成されたとしても自分が効果を期待しているところで活用されるかもわかりません。
これは、コラーゲンが必要な部分から使われるのが理由で自覚症状がなくても骨や関節で不足していれば先にそちらで使われてしまうのです。
「肌のためにコラーゲンを摂っているのになかなか効果が出ない」ということが言われるのはこれが理由なのです。
このようにコラーゲンに含まれる栄養素には仕組みがあり、それを理解することで快適に対応できるのです。

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