骨粗鬆症

コラーゲンの合成詳細

もともとコラーゲンは私たちの体内でアミノ酸をもとにつくることができる物質です。
私たちが食事からとったタンパク質は、胃で消化酵素によってアミノ酸に分解されその後腸で吸収されます。
その後、体内で使われる箇所にあった形に再合成されて使われます。

これは、コラーゲンにも当てはまります。
私たちが食事で摂ったコラーゲン一度すべてがアミノ酸になった後、その一部が再合成されてコラーゲンになり吸収されるのです。
つまり摂取した量と体内で使われる量とは異なるのです。

人間は新陳代謝を繰り返しています。
体内でつくられたコラーゲンも新陳代謝をしているので、古くなるとアミノ酸に分解されてなくなり、また新しくつくることを繰り返しています。

しかし、年齢と共に新陳代謝のペースは落ちていきます。
そうすると新しいコラーゲンの生成のペースが落ちてしまったり、古くなったものが排出されなくなってしまったりという不具合が起きてきます。
古いコラーゲンは新しいものより水分量が少なく柔軟性がありません。

そのため関節が硬くなったり肌の保水力が弱まってしまい関節痛や肌トラブルの原因となります。
若い子の肌が弾力があってプルプルしていて年と共に肌が乾燥してハリを失うのはこれが理由です。
このように年齢と共にコラーゲンの合成や分解のバランスが崩れてきたり、分解したものが排出されず老廃物がたまっていくことが老化現象なのです。
ここでは例として肌の話をしましたが、同じことが骨にも言えます。

骨も肌と同じように新陳代謝を繰り返しており、老化と共にこの分解と合成のバランスが崩れていきます。
骨もコラーゲンを原料としているため、必要量をきちんと摂取していないと骨が新しく作られずどんどんスカスカになってしまいます。
そのため年を取ると骨がもろくなるのです。
早いうちから食習慣の見直しやサプリメントの摂取をすることで、ここで挙げられたようなトラブルを回避することができます。

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